よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

ほたる

     


     🐢    ほたる籠藁とお日さま匂ひけり   


     🐢    つやつやと麦藁編のほたる籠    


子供の頃、我が家は農家ではなかった。
しかし好奇心が旺盛であるし、友達の半数以上は農家であった。
友達のお父さんが、収穫の終わった麦藁で ほたる籠の編み方を教えてくれた。
その時の記憶を詠んだ。
何十年も経って昨日のように甦る記憶であった。


蛍狩りももちろんやった。
田圃の畦に行くと 沢山飛んでいた。
時には我が家の座敷きに迷い込んでくる蛍もいた。


     🐢    小さき手に蛍いつかは恋する手    


      


「中島 潔」の画集から。
彼のリトグラフを衝動買をしたことも。ちょうどデパートで彼の個展があって、買ったリトグラフの額の裏にサインをしてもらった記憶がある。