藤の花
☆ くたびれて宿借るころや藤の花 芭蕉
> あまりにも有名な芭蕉の一句。
晩春の物憂いけれど、お日さまの日差しはきつい。
一歩一歩、旅を棲みかとした芭蕉さん。
草臥れて足を投げ出したい時もあるであろう。
寒くもなく、暑くもないこの頃が病人は一番こたえる日々なのである。
私のように微妙な季節の変化を感じる者にはよく理解ができる。
芭蕉さんを病人扱いしているわけではないけれど、やっと今夜泊まる宿に到着をした。
安堵の気分が句になる、彼だってしんだい気分があるでしょ。
感覚的に捉えて、やっぱり芭蕉さんは名句を作るな~。
🐢 藤波や棚に風鈴吊るしある
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