よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

    小春日

                         


                 🐇      小春日や足の爪切る鼻めがね


 散歩の途中に出会ったワンコちゃん。
なんと可愛いこと。
真ん丸に頭の毛は整えられている。一か月に二回カットに連れて行くと言う。
頭の毛もさることながら、愛らしい顔。
そして靴まで履いて、、、、

    こすもす

         


       🐇     こすもすの海に泳ぐ子とがめまじ


 コスモスの畑でかくれんぼをしている子供たちがいた。
このお嬢さんは、すぐに見つかったみたい。


 古い句を今日は思い出した。
幸せそうな顔が私にも幸せのお裾分けをしてくれたような、秋の一日だった。


                        

    秋の虹

 


       🐇     帰心矢のごと秋の虹立ちにけり


 秋の暮れはいうまでもなく淋しい。
遊山をして楽しかったはずであるが、ふと家で待っている家族の事を想う時はことさら灯も恋しいし。


 最近は、野良猫が、玄関まできて待っている。
お腹がすいたら来て、満腹になるとどこかへ帰って行く猫であるが、頼られて待ってくれていると思うとなんだかうれしい。

     点滴

                      


                      🐇      点滴が奪ふ自由よ寝待月


 昨日は定期検診。
医大に検査に行こうか、もう少し様子をみようかと主治医とな会話。


「何かあれば、直ぐ言って来なさい」「お願いします」


 いやだいやだ、思い出しても医大は嫌だ。命にかかわるとそういってもいらねぬが、、、。


朝も晩も点滴に縛られて、少し血管から外れると、機械が看護センターに合図を送る。
真夜に目が覚めると、カーテンを開けて空を眺める。
(寝待月)はすこし付すぎの感もある。

     こんな句がありました,,よ

                          


        🐢     接待の飴玉三つ梅の花


 接待は秋の季語。お遍路は春の季語。
しかし、遍路も接待も四国地方に限らず、全国どこでも季節を問わない。
一句の中に遍路と他の季語がが出ても、季重なりなどと云う無粋な選者はいない。


           


     ☆     男郎花少しはなれて女郎花    星野立子


 歳時記を見ていて気が付いた。
ある歳時記では、「女郎花」の例句に。
違う歳時記では、「男郎花」の例句に。
どちらかに揃えてなどと云う気は全くない。
素晴らしい句である。一度読むと忘れない句である。


 私の句。梅の花がちらほら咲きかけている札所で、飴玉のお接待をしていただいた。
嬉しくて素直に句に詠んだ。櫂先生の選はあおいでいる。


 お笑い番組の先生だと「季語が 二つ、、、と」云うかもね。 ( *'ω'* )