よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

 冬ぬくし

                 


     🐇     蝮粉買ふ生駒山中冬ぬくし


     🐇     揺れ止まぬ張り子の虎や冬紅葉


     🐇     小面に見をろされゐる冬座敷


     🐇     畳師のごっつい指や針供養


 (平成2年 投句)
そんなこともあったと、古い俳誌から。
生駒山にお詣りに行ったことがある。同行は誰だったか失念をしていても句が残っていた。
針供養に行ったのは、湘風先生のお供であった。富安風生氏が郵政省の事務次官の時の秘書官で俳句のお弟子さんであった方。