めまとい (Ⅰ)
🐢 めまといに手刀切つてをりにけり
二年か三年前の句である。
この句には想い出といおうか、こんなことが。
読売新聞の俳句欄でこの句と全く同じ景を詠んだ句を見つけた。
> めまといを手刀切って払ひゐる
私はこの句を目にした時、なんと類想の句だと感じいった。
どこの誰かさんかは知らない。
盗作とか、そんなことは思わなかったけれど、私が俳誌に投句したのは二か月前。
お互いに同じ句を詠んでいる。
句の良し悪いが別であるけれど、この句がどこかネット句会にでも出てきたら、私が後からの発表になるから盗作を疑われないとも限らない、、、、そんな事を思ったのは確かだ。
そして、私の句の方がちょっと?ましかな~?
それは、めまとい、(まくなぎ)に手刀を切る動作は誰彼がやっている。払っても払っても追っかけてくる めまといの経験はある筈である。
どうして私の方が、、、
省略が利いている。
全部を云わなくても、師がいつも云うところの、見えないものを全て言い尽くしているから。払ひ、、、この言葉はいらない 説明に、ほかならないのである。
我田引水であるけれど、私がいつも難しいと感じるのはこの句を比べてからはっきりと解った。他の結社との違いである。
良い師の元で勉強をしているのである。
🐢 まくなぎの次なる群の近づき来
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