よひらひらひら

自分だけの句を日記代わりに。

冬木の芽

冬芽。冬木の芽。


梅、桃、桜などの樹木や草などの芽は夏から秋には早くも作られている。
その芽がそのまま冬を越し、春がくるとほころぶ。


   ☆   木々冬芽凍てのゆるみに濃紫    前田普羅


> 色々の木がそれぞれ芽の中に蓄えている思いや力。
この木は何の木か?濃い紫色の芽が端然と春の到来を待っている。



古い杏の木の芽。
雲はもう春の兆しである。春になると薄もも色で蘂の長い杏の花が咲く。


    🐢    花も果も知らぬポポーの冬芽かな    葉七子


植木市でポポーと名札の紙に書いている木があった。
小さい木ながらしっかりと冬芽をつけていた。
さて、どんな花が咲いて、どのような実がなるのであろうか。


    💌    辛夷の芽嬰児(ややこ)のちんちのごときかな


そう、想像した。オ ホ ホ、、ホ、、、